九州・沖縄の企業倒産、1月は11.6%減の61件 トランプ関税の影響も続く
九州・沖縄の企業倒産、1月は11.6%減の61件

九州・沖縄の1月企業倒産、前年比11.6%減の61件に

帝国データバンク福岡支店が発表したデータによると、九州・沖縄地域における2026年1月の企業倒産件数は、前年同月と比較して11.6%減少し、61件となりました。これは2か月ぶりに前年を下回る結果です。負債総額は2.6%増加64億円で、3か月ぶりに増加しました。この増加の主な要因は、前年同月にはゼロだった負債10億円以上の大規模倒産が1件発生したことです。

業種別の倒産動向

業種別の倒産件数を見ると、以下のような傾向が明らかになりました。

  • 小売業:15件(前年同月は22件)で最も多く、減少傾向を示しています。
  • サービス業:13件(同16件)で、やや減少しました。
  • 建設業:9件(同12件)で、同様に減少しています。

これらの業種では、観光需要の回復など経済活動の活発化が一部見られるものの、依然として厳しい経営環境が続いています。

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トランプ関税の影響と今後の見通し

帝国データバンク福岡支店は、観光分野での回復基調が続く一方で、トランプ米政権による関税措置の影響が地域経済に及んでいると指摘しています。このような背景から、同支店は「当面、倒産件数が大きく減ることはないだろう」との見解を示しました。関税措置は輸入コストの上昇や輸出環境の悪化を招き、特に中小企業に負担を強いていると分析されています。

また、隣接する山口県の倒産件数は75.0%増加の7件となり、負債総額は50.7%減少の3億円でした。この結果は、地域によって経済状況にばらつきがあることを示しており、九州・沖縄地域全体としても、引き続き注意深いモニタリングが必要です。

全体として、九州・沖縄の企業倒産は一時的に減少したものの、外部要因によるリスクが残る中で、安定した回復にはさらなる時間を要すると予想されます。

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