任天堂、Switch2を1万円値上げ 本体価格5万9980円に
任天堂、Switch2を1万円値上げ 本体価格5万9980円に

任天堂は8日、2025年6月に発売した家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチツー)」の本体価格を値上げすると発表した。日本語・国内専用版のメーカー希望小売価格を1万円引き上げ、5万9980円とする。これはゲーム機本体に使用する記憶媒体「メモリー半導体」の価格高騰が主な要因とみられる。

海外版も値上げ、時期は異なる

海外で流通する他言語対応版についても値上げを実施する。米国では50ドル(約7800円)値上げの499.99ドル(約7万8千円)、欧州では40ユーロ(約7300円)値上げの499.99ユーロ(約9万2千円)とする。日本語・国内専用版は5月25日から、海外版は9月1日から新価格が適用される。なお、日本国内における多言語対応版の価格は据え置かれる。

業績は好調、売上高過去最高

同日発表された2026年3月期決算によると、売上高は前年比98.6%増の2兆3130億円となり、初めて2兆円の大台を超え過去最高を記録した。これはSwitch 2が初年度で1986万台を売り上げ、業績を大きく押し上げたためだ。

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Switch 2の特徴と市場反応

Switch 2は、任天堂の歴代ゲーム機で最も売れた初代「Switch」の後継機。基本的な形状や使い方を継承しつつ、処理速度や画質を向上させている。任天堂は「1人1台」の普及を掲げ、「期待される求めやすい価格」(古川俊太郎社長)として、6万9980円の多言語対応版と4万9980円の日本語・国内専用版の2モデルを用意した。発売直後は公式通販サイトや大手家電量販店で抽選販売が行われ、品薄状態が続いた。

値上げの背景

一方、足元ではメモリー半導体の高騰が続き、ゲーム機単体の粗利益を圧迫している。UBS証券アナリストの翟翌佳氏の試算によると、1台あたりの製造コストは昨年7月時点より約60ドル(約9400円)増加しているとみられ、特に価格を抑えた日本語版の収益を圧迫しているとの指摘がある。

競合するソニーグループのゲーム機「PS5」は4月に値上げしており、Switch 2も値上げに踏み切るか注目されていた。

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