KPMGジャパンが京都に本格進出、あずさ監査法人と京都市が連携協定を締結
監査・税務・経営支援を手掛けるKPMGジャパンが、京都事務所を開設し、本格的な関西進出を開始しました。これに伴い、あずさ監査法人と京都市が連携協定を締結し、京都を関西の最重要地域として位置づける方針を明確にしました。
記念イベントで産官連携の強化を宣言
2月25日、東山区で開催された開業記念イベントには、西脇知事や京都商工会議所の堀場厚会頭ら約100名が出席。松井孝治・京都市長は来賓あいさつで、「ものづくりの将来に向けた連携協定を結ばせていただきます。人材こそが京都の将来です。皆さまの知見を京都の未来の都市づくりのためにお借りしたい」と述べ、専門知識を持つ企業との協力を強く求めました。
KPMGジャパンの山田裕行・共同チェアマン(あずさ監査法人理事長)は、「しっかり京都に根を張ってサポートさせていただきたい」と決意を表明。京都における長期的な事業展開への意欲を示しました。
連携協定の具体的な内容と背景
あずさ監査法人は2020年に京都府とも連携協定を結んでおり、今回の京都市との協定はその延長線上に位置づけられます。正式な協定締結は今春を予定しており、以下の分野での支援が計画されています。
- スタートアップ(新興企業)の起業・育成支援
- 企業の海外進出および海外からの誘致促進
- 伝統産業や半導体関連産業の振興策
あずさ監査法人京都事務所の紀平聡志所長によると、任天堂や京セラなどが本社を置く京都府内の企業の時価総額は36兆8213億円で全国4位(2025年6月現在)に達しています。「産官学」連携やスタートアップの起業活動も活発化しており、監査・税務・経営などの専門知識の必要性が今後さらに高まると見込まれています。
京都事務所の詳細と今後の展望
1月に開業したKPMGジャパン京都事務所は、下京区の日本生命四条ビル内にオフィスを構えています。あずさ監査法人と同じKPMG傘下の税理士法人やコンサルティング会社の京都事務所も同ビルに入居し、総合的なビジネスサポート体制を整えています。
この進出は、京都の経済基盤を強化し、国際競争力の向上を目指す重要な一歩です。伝統産業と先端技術産業の両輪を回すことで、持続可能な成長モデルの構築が期待されています。
