量子技術で新株式指数開発、三井住友銀と東芝が共同発表
量子技術で新株式指数開発、三井住友銀と東芝

三井住友銀行と東芝は20日、量子技術を活用した新たな株式指数を共同開発したと発表した。名称は「SMBC/TOSHIBA量子分散」。日本株と米国株を対象に、値動きの相関関係が低い銘柄を選定することで分散効果を発揮し、株式相場が急落した際でも下落幅を抑えることが可能となる。今後、運用会社に対してこの指数に連動した投資信託の組成を働きかける方針だ。

量子計算機で銘柄選定

東芝が開発した量子技術を利用した計算機を用いて、既存の株式指数の採用銘柄から日本株約60銘柄、米国株約90銘柄を選び出す。これらの銘柄は年4回入れ替えられる。銘柄選定には膨大な計算が必要であり、従来の技術では困難だったという。

背景と狙い

少額投資非課税制度(NISA)などを活用した株式投資が広く関心を集める中、国際情勢の変化などで相場が急落する可能性が指摘されている。三井住友銀行と東芝は、こうしたリスクに対応する新たな指数の需要があると判断した。一般的な株式指数としては、日本経済新聞社が算出する日経平均株価や米国のS&P500が知られているが、本指数は量子技術を活用した独自の選定手法が特徴だ。

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