石破首相は7日、物価高騰への対応として、新たな経済対策の策定を関係閣僚に指示した。低所得世帯への給付金支給やエネルギー価格の抑制策などを柱とする方針で、与党内からは早期の実施を求める声が上がっている。
物価高の現状と政府の認識
政府は、エネルギー価格や食料品の値上がりが家計を圧迫していると分析。特に低所得世帯への影響が大きいとし、重点的な支援が必要と判断した。石破首相は「国民生活を守るため、総合的な対策を迅速に講じる」と述べた。
対策の具体的内容
- 低所得世帯への給付金:1世帯あたり数万円の給付を検討。対象は住民税非課税世帯など。
- エネルギー価格抑制:ガソリンや電気・ガス料金の補助を延長・拡充する方向。
- 食料品価格対策:輸入小麦の売り渡し価格の引き下げや、国産品の流通促進を検討。
これらの財源には、予備費や令和5年度予算の剰余金を充てる見通し。政府は6月中にも対策をまとめ、夏までに実施したい考えだ。
与党内の反応
与党からは「迅速な対応が必要」(自民党幹部)との声が相次ぐ。一方で、給付金の対象範囲や支給額をめぐり調整が続く見通し。公明党は「子育て世帯への支援も強化すべき」と主張している。
野党の批判
野党側は「一時しのぎの対策では不十分」と批判。立憲民主党は「消費税の減税こそ必要だ」と訴え、維新の会は「給付金よりも社会保険料の負担軽減を優先すべき」と異なる見解を示している。
今後のスケジュール
- 5月中:関係閣僚による協議を開始。
- 6月上旬:対策の骨格を決定。
- 6月下旬:閣議決定し、関連法案を国会に提出。
政府は、物価高が長期化するリスクも踏まえ、持続可能な支援策を模索する方針だ。



