東京電力ホールディングスは30日、会長に官民ファンドである産業革新投資機構の横尾敬介社長(74)を迎える人事を正式に発表しました。現会長の小林喜光氏(79)は退任し、会長交代は5年ぶりとなります。金融業界出身者が東電の会長に就くのは今回が初めてです。
新体制で成長戦略の策定が焦点
東電は福島第一原子力発電所事故以降、外部から経営トップを迎える方針を継続しており、横尾氏は5人目の外部会長となります。同社は現在、外部企業との資本提携を通じた抜本的な経営再建を目指しており、新体制のもとで具体的な成長戦略を描けるかどうかが最大の注目点です。
横尾敬介氏の経歴
横尾氏は日本興業銀行(現在のみずほ銀行)に入行後、みずほ証券の社長などを歴任してきました。金融界での豊富な経験を買われ、東電の経営再建に手腕を発揮することが期待されています。
会見で詳細を説明
小林氏と小早川智明社長(62)は30日夕方、東京都内で記者会見を開き、今回の人事の経緯や今後の経営方針について説明する予定です。
横尾氏は6月に開催予定の定時株主総会を経て、正式に会長に就任する見通しです。



