大和証券、オリックス銀買収で30年度に最大435億円の増益効果試算
大和証券、オリックス銀買収で30年度に435億円増益

大和証券グループ本社は、2026年5月21日に開催した経営戦略説明会において、同年4月に発表したオリックス銀行の買収によって、2030年度の連結純利益が最大で435億円押し上げられるという試算を公表した。この増益効果は、現在同社が手薄としている融資業務からの収入や、約3兆5000億円に上る資金の運用益などが主な要因となる。

買収の背景と戦略

大和証券グループ本社の荻野明彦社長は、説明会で「不足している機能を補完する上で、これ以上ないパートナーだ」と述べ、オリックス銀行の買収がグループの総合金融サービス強化に不可欠であるとの認識を示した。傘下の大和ネクスト銀行が約3700億円を投じて、オリックス銀行を2026年10月までに完全子会社化する計画であり、その後両行は合併する予定である。

融資業務の拡充

大和ネクスト銀行はこれまで融資をほとんど手がけておらず、預金を積極的に活用できていなかった。一方、オリックス銀行は投資用不動産ローンなどの融資を得意としており、この買収により両行の強みを組み合わせることで、預金を有効活用できる体制を整える。大和ネクスト銀行は合併後、比較的高い金利を設定するなどして、5年間で預金を2兆円以上増やす方針である。

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資金運用の計画

また、日銀の当座預金に置かれている余裕資金1兆5000億円と合わせた約3兆5000億円の資金を活用し、不動産担保ローンや証券担保ローンなどの融資を拡大する計画だ。これにより、収益基盤の強化を図る。

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