酒梅組の再指定見送り、大阪府警が発表
大阪府警は21日、指定暴力団酒梅組(大阪市西成区)の再指定を、府公安委員会が見送ることを明らかにした。府警によると、酒梅組は明治時代末期に組織され、構成員は4月時点で府内に約10人。勢力衰退により、暴力団対策法に基づく指定の必要性が認められないと判断された。11回目となる現在の指定は25日までで、その後は指定が解除される見通しだ。
歴史と勢力の変遷
酒梅組は明治時代末期に結成され、賭博を主な資金源として活動。結成当時は約2000人の構成員を擁していたとされる。1993年の初回指定時には、2府4県を勢力範囲とし、約450人の構成員を抱えていた。しかし、その後は警察の取り締まり強化や賭場の減少により、活動量が低下。構成員も減少の一途をたどった。
全国2例目の再指定見送り
府警によると、再指定見送りは1997年の大日本平和会(神戸市)に続き、全国で2例目となる。暴力団対策法に基づく指定は、暴力団の活動を規制するためのものだが、酒梅組のように勢力が著しく衰退した場合、指定の必要性が認められないと判断されることがある。
酒梅組の再指定見送りは、暴力団対策の新たな局面を示すものとして注目される。今後の暴力団対策のあり方にも影響を与える可能性がある。



