出産直後に乳児を殺害、母親に実刑判決
東京都内の勤務先のトイレで出産直後の乳児を殺害したとして、殺人の罪に問われたアルバイトの母親、三枝珠莉亜被告(22)の裁判員裁判で、東京地裁は21日、拘禁刑3年6月(求刑拘禁刑6年)の判決を言い渡しました。
井戸俊一裁判長は、被告の家庭環境が複雑であることを考慮し、「事件に至る経緯にはいくらかの同情の余地がある」と指摘しました。その一方で、出産が発覚しないよう乳児を泣きやませるために殺害したという動機は身勝手であり、「今後の更生につながると思わせるほどの内省をしているとは言い難い」と述べ、執行猶予は認められないと判断しました。
判決によると、被告は昨年9月22日深夜、勤務先のトイレで出産した女児の首を手で締め付け、その後に近くにあったごみ箱に捨てて殺害したとされています。
この事件は、社会的に大きな衝撃を与えました。裁判では、被告の精神状態や家庭環境などが議論され、更生の可能性についても焦点が当てられました。裁判長は、被告の内省の程度が不十分であるとし、厳しい判断を下しました。
今後の刑事施設での処遇や、社会復帰に向けた支援がどのように行われるのか、注目されます。



