高島屋、2026年2月期連結決算で105億円の赤字見通しを発表
高島屋は2月24日、2026年2月期連結決算において、最終利益が105億円の赤字になる見通しを正式に発表しました。この発表は、従来の予想から大きく転換するもので、1月時点では130億円の黒字を予測していましたが、新たな財務状況の変化により、赤字見通しへと修正されました。
CB買い入れに伴う特別損失が影響
赤字見通しの主な要因は、ユーロ円建ての転換社債型新株予約権付社債(CB)の買い入れに伴い、712億円を特別損失として計上することです。この特別損失は、高島屋の財務戦略の一環として実施されたもので、連結決算に大きな影響を与えています。CBの買い入れは、資本構成の最適化や資金調達の効率化を目的としていますが、短期間では損失計上につながる結果となりました。
営業収益と営業利益は据え置き
一方で、売上高に相当する営業収益と、本業のもうけを示す営業利益については、従来の予想を据え置いています。これは、高島屋のコアビジネスである小売事業が安定しており、特別損失以外の部分では業績が堅調であることを示唆しています。営業収益と営業利益の据え置きは、赤字見通しが一時的な財務調整によるものであり、事業の根本的な悪化を意味しないことを強調しています。
高島屋は、この特別損失計上について、長期的な財務健全性の向上を目指す戦略の一環であると説明しています。今後も、小売事業の強化や新規事業への投資を通じて、持続的な成長を追求していく方針です。投資家や市場関係者は、この発表を踏まえ、高島屋の今後の財務動向に注目しています。



