くにうみアセットマネジメントが破産手続き開始、米企業との訴訟が要因に
帝国データバンクの発表によると、太陽光発電所の企画・開発コンサルティングを中心に事業を展開していた「くにうみアセットマネジメント」(東京都港区)が、東京地裁から破産手続き開始決定を受けました。決定日は3月11日付で、負債額は申し立て時点で約13億8400万円に達しています。ただし、この金額は今後変動する可能性があるとされています。
事業内容と売上高の推移
同社は2012年に設立され、国内および中国をはじめとする海外市場において、再生可能エネルギー設備の開発や送電ビジネス、地域創生事業としての複合温浴施設や観光施設の開発など、多岐にわたるプロジェクトのコンサルティングや資金調達支援サービスを提供してきました。2019年12月期の売上高は約46億8500万円と好調でしたが、その後は大型案件の減少により売り上げが低下していました。
米国企業との訴訟が破産の引き金に
最近、同社は米国企業2社との訴訟を抱えており、国際的な商取引に関する紛争を解決するための仲裁で決められた和解金の支払いを履行しませんでした。これが原因で、2社から破産を申し立てられることとなり、今回の破産手続き開始決定に至りました。この訴訟は、同社の経営悪化に拍車をかける結果となったようです。
くにうみアセットマネジメントの破産は、再生可能エネルギー分野におけるコンサルティング企業の経営リスクを浮き彫りにする事例として注目されています。今後、負債額の詳細や債権者への影響が明らかになる見込みです。



