13日のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比67.36ドル安の4万9693.20ドルで取引を終えた。米国のインフレ加速への懸念が市場に広がり、売り注文が優勢となった。
卸売物価指数の上昇が重し
米労働省が発表した4月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比6.0%上昇し、3年4カ月ぶりの高水準を記録した。この結果を受け、企業のコスト負担増加や米金利の高止まりが警戒され、相場の重しとなった。投資家の間では、インフレが長期化すれば連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに慎重になるという見方が強まり、売り圧力がかかった。
ナスダックは最高値更新
一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は反発し、314.14ポイント高の2万6402.34と、終値の最高値を更新した。半導体関連株や大手ハイテク企業の株価が堅調に推移し、指数を押し上げた。市場では、人工知能(AI)関連銘柄への期待が引き続き強いとの指摘がある。
今後の注目点は、14日に発表される4月の米消費者物価指数(CPI)だ。PPIに続きCPIも高止まりすれば、インフレ懸念が一段と強まり、株式市場にさらなる調整圧力がかかる可能性がある。



