香港高等法院(高裁)は今月、アジア最大級の犯罪組織とされるカンボジアの中国系組織「プリンス・グループ」に対し、約90億香港ドル(約1810億円)に上る資産凍結を命じたことが、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの14日付報道で明らかになった。
凍結命令の詳細
凍結命令の対象には、同グループのチェン・ジー(陳志)会長や関連企業の資産が含まれている。会長個人の凍結額は約63億6千万香港ドルで、香港の商業ビルや高級住宅がその中に含まれる。また、日本への出入国を繰り返していたとされる陳小二(チェン・シャオアル)幹部の資産も、4億香港ドル超が凍結対象となった。
カンボジアと中国の連携
カンボジアは今年1月、中国の要請を受けて、チェン会長を含む中国籍の3人を拘束したと発表している。会長の身柄はその後中国に移送され、中国当局が詐欺容疑などで捜査を進めている。
プリンス・グループはアジア地域で広範な犯罪活動を行ってきたとされ、今回の資産凍結は国際的な犯罪組織の資金源を断つための重要な措置と位置づけられている。香港高裁の決定は、国際社会におけるマネーロンダリング対策の一環として注目される。



