NYダウが4営業日ぶりに反発、200ドル超上昇で4万8700ドル台回復
4日の米ニューヨーク株式市場において、主要企業30社で構成されるダウ工業株平均が、前日の終値から200ドルを超える上昇を見せ、4営業日ぶりに反発しました。中東情勢の悪化を背景に下落が続いていた相場ですが、堅調な経済指標の発表や原油価格の安定化を受けて、投資家の買い意欲が回復した形です。
ダウ平均は238ドル超上昇、4万8739ドルで取引終了
ダウ工業株平均の終値は、前日比で238.14ドル(0.49%)高い4万8739.41ドルとなりました。個別銘柄では、アマゾンが前日から約4%上昇したほか、シスコシステムズやIBM、エヌビディアなどが買いを集め、市場全体をけん引しました。
雇用指標の堅調さと原油価格安定が市場を支える
人事サービス大手の民間企業「ADP」が4日に発表した全米雇用リポートによると、2月の民間雇用者数は前月比で6万3千人増加し、市場予想を上回る結果となりました。この労働市場の堅調さが、株式市場における買い材料として機能しました。
さらに、原油価格の上昇が落ち着いたことも、株価を下支えする要因となりました。4日の米ニューヨーク商業取引所では、米国産WTI原油の先物価格が前日終値とほぼ横ばいの1バレル=74ドル台半ばで取引を終えています。エネルギーの供給不安が広がる中、トランプ米大統領が3日にペルシャ湾を通過するタンカーなどに対する米政府の保険提供を発表したことが、市場心理を安定させたと見られます。
中東情勢の悪化から一転、4日ぶりの上昇基調
ダウ平均は、中東情勢の悪化を反映して下落が続いていましたが、今回の反発により4営業日ぶりに上昇基調に転じました。市場関係者は、経済指標の強さとエネルギー価格の安定が、短期的な不安材料を相殺したと分析しています。今後の動向については、中東情勢の進展や米国経済データの発表に注目が集まっています。



