ホンダがカナダにおける電気自動車(EV)工場の建設計画を無期限で凍結することが6日、明らかになった。米国でのEV需要が低迷し、短期間での回復が見込めないと判断し、稼働時期を白紙に戻す。当初は2028年の稼働を予定していたが、2025年には2年程度の延期を公表していた。
計画の概要と背景
この計画は、カナダにEVの完成車工場と電池工場を建設するもので、総投資額は約150億カナダドル(当時約1兆7千億円)に上る大型プロジェクトだった。ホンダは5月中旬に開催する事業戦略説明会で詳細を説明する予定だ。
米国市場の影響
米国ではトランプ政権がEV購入に関する税制優遇措置を廃止したことで、EV販売が低迷している。この影響を受け、ホンダは既に3車種の開発中止を決定するなど、EV事業全体を縮小する方向に舵を切っている。
カナダ政府はEV普及に向けた優遇策を打ち出していたが、需要の減速が計画の中止を余儀なくさせた。ホンダは北米市場でのEV戦略を再検討し、需要動向を見極める方針だ。



