三井住友信託銀行、5年物定期預金金利を1.0%に引き上げへ 大手5行で初の1%台
三井住友信託銀、5年物定期預金金利を1.0%に 大手5行で初

三井住友信託銀行、5年物定期預金の金利を1.0%に引き上げへ

三井住友信託銀行は、5年物定期預金の金利を現在の0.75%から1.0%に引き上げる方針を固めた。この決定は月内にも実施される見込みであり、2000年代以降に発足した3メガバンクなどを含む大手5行において、初めて1%台の金利を設定する画期的な動きとなる。

長期顧客の開拓と資産運用事業の拡大を目指す

今回の金利引き上げは、期間限定のキャンペーンではなく、通常の定期預金金利として行われる。同銀行は、長期で取引する顧客を積極的に開拓し、資産運用事業の拡大につなげることを狙いとしている。5年物定期預金の金利は、これまで2008年に記録した0.95%が最高水準だったが、これを上回る1.0%への引き上げにより、市場における競争力を高める戦略だ。

他の大手4行、すなわち三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行は現在、5年物定期預金の金利を0.70%に設定しており、三井住友信託銀行の動きが他行に与える影響が注目される。

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日銀の利上げを背景に預金獲得競争が活発化

日本銀行が昨年12月に追加利上げを決定し、政策金利は0.75%程度と、1995年以来の高水準を維持している。この金利上昇の流れを受けて、銀行各社は貸し出しを増やし収益を拡大するため、原資となる預金の獲得を急いでいる。

特に、店舗運営費用がかからず金利を高く設定しやすいネット銀行では、競争が激化している。例えば、auじぶん銀行は3月1日から5年物定期預金の金利を1.30%に引き上げており、今後も他の金融機関が追随する可能性が高い。三井住友信託銀行の今回の決定は、こうした市場環境の変化に対応し、預金者への魅力を高めるための措置と見られる。

この動きは、銀行業界全体の金利戦略に影響を与え、預金者にとってより有利な条件が広がる契機となるかもしれない。経済情勢や日銀の金融政策の行方に注視が必要だ。

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