名古屋駅前旧名鉄百貨店本店、低層階に高級スーパー「サポーレ」と「ヨドバシカメラ」出店へ
名古屋駅前旧名鉄百貨店、低層階にサポーレとヨドバシ出店

2月末で閉店した名鉄百貨店本店(名古屋・名駅)の低層階利用を巡り、名古屋鉄道が高級スーパーの「サポーレ」(津市)と家電量販店の「ヨドバシカメラ」(東京)とそれぞれ出店交渉していることが、関係者への取材で明らかになりました。再開発計画の見直しが進む名鉄名古屋駅周辺のにぎわいを維持するための動きとして注目されています。

サポーレの出店計画

サポーレの出店先は、旧メンズ館があった名鉄バスターミナルビルが想定されています。駅利用客にとって利便性が高く、近年「プチぜいたく」がトレンドとなる中、生鮮品販売に加えて総菜などの中食需要も取り込める見込みです。サポーレは名古屋市熱田区や瑞穂区に既存店舗を持ち、高品質な商品で評判を集めています。昨年7月には名鉄と資本業務提携を結び、名鉄の出資により持ち分法適用会社となっています。

ヨドバシカメラの入居検討

一方、ヨドバシカメラは名鉄百貨店の本館だった名鉄ビルへの入居を検討しています。同社は名古屋では松坂屋名古屋店南館(栄)で「マルチメディア名古屋松坂屋店」を運営していましたが、2月に栄の商業施設「サンシャインサカエ」に移転しました。名鉄側の関係者は「これまでの実績を考慮すれば、にぎわいづくりに貢献してくれる」と期待を寄せています。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

再開発計画の見直しと今後の展望

名鉄は昨年12月、人材不足や物価高騰によりゼネコンが入札を辞退したことを受け、名鉄名古屋駅周辺で計画していた再開発計画の大幅な見直しを発表。名鉄ビルや名鉄バスターミナルビルを含むビル群の建て替え時期は「未定」としています。しかし、少なくとも2030年3月までは名鉄ビルを存続させる方針で、にぎわい維持のため、旧名鉄百貨店本店地下1階では和菓子などのギフト店「エムズルリエ名古屋」を6月24日に開業する予定です。

今回の出店交渉は、再開発の遅れに伴う空白を埋め、駅前の活性化を図る狙いがあるとみられます。今後の交渉の行方と、地域への影響が注目されます。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ