京都府南丹市で市立園部小学校5年の安達結希君(当時11歳)が殺害され、山林に遺体を遺棄された事件で、京都地方検察庁は28日、養父で会社員の安達優季容疑者(37)を殺人と死体遺棄の罪で起訴した。
起訴内容と今後の審理
起訴状によると、安達容疑者は3月23日、南丹市内の公衆トイレで結希君の首を両手で絞めて窒息死させ、23日から24日にかけて遺体を車で山林や雑木林の3か所に運び、29日に遺体が見つかった山林に遺棄したとされる。地検は認否を明らかにしておらず、今後は裁判員裁判で審理される見通し。
事件当日の経緯
安達容疑者は3月23日朝、自身が運転する車に結希君を乗せて学校近くまで行ったが、降ろさずに自宅方向へ戻り、途中のトイレで殺害したとみられる。結希君とは血縁関係はなく、母親と職場で知り合い結婚し、養子縁組していた。
供述の内容
捜査関係者によると、安達容疑者は「養父としてうまく関係を築けなかった」との趣旨の供述をしていたことが新たに判明。さらに「『本当の父親じゃない』などと言われ、腹が立って衝動的に殺した」とも述べている。遺体を計4か所に移動させた理由については「捜索が及ぶ可能性があったため」と説明する一方、「あらかじめ場所を選んでいたわけではない」とも供述。いずれも殺害場所からそれほど離れておらず、府警は場当たり的な行動だったとみている。
事件の経過
結希君は3月23日に登校せず行方不明となり、警察や消防による大規模な捜索が連日行われた。4月13日に自宅から約7キロ離れた山林で遺体が発見され、府警は同16日に安達容疑者を死体遺棄容疑で逮捕。5月6日に殺人容疑で再逮捕した。



