JR大阪駅周辺の百貨店が、近年の再開発による競争激化に対応し、集客力を高めるための様々な施策を展開している。周辺では商業施設の開業が相次いでおり、各店舗は訪日客や若者、オフィスワーカーなど幅広い客層の獲得に力を入れている。
阪急百貨店梅田本店の取り組み
阪急百貨店梅田本店は2026年3月、高級ブランド売り場の面積を従来の約1.5倍に拡大した。「ルイ・ヴィトン」や「エルメス」など60以上のブランドを一堂に集め、免税売上高は全国の百貨店の中でもトップクラスを誇る。担当者は「国内外の富裕層を取り込むために、品ぞろえを強化した」と述べている。
また、新たに「コンシェルジュカウンター」を設置し、来店者の要望に応じてブランドを横断した商品提案を実施。顧客満足度の向上を目指す。
阪神百貨店梅田本店の動き
阪神百貨店梅田本店では、2025年5月に大阪市内の別の場所から移転してきた「梅田ロフト」が若者を中心に人気を集め、新規顧客の獲得に貢献している。さらに大型改装の効果もあり、月次の売上高は前年を上回る水準で推移している。
JR大阪駅周辺の再開発
JR大阪駅周辺では、2024年に駅直結の高層ビルが複数開業しており、商業環境は大きく変化している。百貨店各社はこうした競争に対応するため、今後も積極的な投資を続ける方針だ。



