東京都公示地価、5年連続上昇 住宅地は港区16.6%、商業地は浅草エリアが牽引
東京地価5年連続上昇 港区住宅地16.6%、浅草商業地好調

東京都公示地価、5年連続で上昇 上昇幅も拡大傾向

3月17日に公表された東京都内の公示地価(1月1日時点)によると、全域の全用途(住宅地、商業地、工業地の合計)の平均変動率は5年連続でプラスとなりました。上昇率は8.4%で、前年の7.3%から上昇幅が広がり、地価の上昇基調が強まっています。この背景には、都心部のマンション需要の高さや大規模な再開発プロジェクト、観光客の増加などが影響していると分析されています。

住宅地:港区が16.6%で突出、中央線沿線も堅調

住宅地の上昇率は全域で6.5%、23区では9.0%、多摩地域では3.9%と、いずれも前年より上昇幅が拡大しました。区別で最も高かったのは港区の16.6%で、高いブランド力と高所得者層を中心としたマンション需要が価格引き上げの要因とされています。続いて台東区が14.2%、品川区が13.9%と、都心部やその周辺地域で顕著な上昇が見られました。

多摩地域では、国分寺市が7.2%で最も高く、国立市7.1%、立川市7.0%と、中央線沿線の市が上位を占めました。駅前の再開発や商業施設の開業などが地価上昇に寄与したとみられます。

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商業地:浅草エリアが19.1%で首位、観光需要が後押し

商業地の上昇率は全域で12.2%、23区では13.8%、多摩地域では6.0%と、こちらも上昇幅が拡大しています。区別で最も高かったのは台東区の19.1%で、浅草エリアを中心に国内外の観光客が増加し、出店需要が強まっていることが要因です。文京区17.8%、中野区と杉並区が17.5%と続き、都心部や再開発が進む地域で高い伸びを示しました。

多摩地域では立川市が9.8%で最も高く、国立市9.5%、調布市8.8%がそれに続いています。再開発への期待や商業活性化が地価を支えている状況です。

調査概要と今後の見通し

今回の調査は都内2560地点で実施され、前年と比較可能な2503地点のうち2445地点で地価が上昇、14地点で下落しました。下落地点は多摩地域の10地点と島しょ部の4地点に限られ、全体として上昇傾向が鮮明です。

都心部のマンション需要や観光関連の商業需要が持続していることから、今後も地価の上昇基調が続く可能性が高いと見られています。特に港区や浅草エリアなど、特定エリアでの需要集中が地価をさらに押し上げる動きが注目されます。

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