栃木県鹿沼市は、市内の企業イケヤフォーミュラが開発した入門用レーシングカー「MEF(モテギ・エントリー・フォーミュラ)」を、ふるさと納税の返礼品として新たに採用した。この本格的なレースマシンは最高速度200キロメートルを超える性能を誇り、地域の誇りを乗せてふるさと納税の新たな目玉となる。
寄付額は3142万9000円に設定された。松井正一市長は「メイド・イン・鹿沼の象徴であり、市の魅力発信と産業振興の両面で大きな意義がある」と期待を寄せている。
車両の特徴と開発背景
車両を製造するのは、自動車部品開発などを手がけるイケヤフォーミュラ(同市樅山町)。全長約4.4メートル、車重約510キログラムの軽量ボディに、ホンダの1000cc大型バイクエンジンを転用した直列4気筒ユニットを搭載。最高出力152馬力、最高速度200キロを大きく上回る走行性能を誇る。安全性や環境性能にも配慮した設計で、低コストで継続しやすいレースカテゴリーを目指し、約4年かけて開発された。
レースカテゴリーと今後の展望
この入門用フォーミュラカテゴリーは、同一車種で競うワンメイクレースで、ドライバーの腕とセッティングで勝負が決まる。早ければ年内にも「モビリティリゾートもてぎ」(茂木町桧山)を舞台にレースが始動する予定だ。イケヤフォーミュラの池谷信二代表(66)は「25人の社員が手作りで仕上げた夢への挑戦。寄付は若い人材を育てる力にしたい」と語る。
鹿沼市の取り組み
鹿沼市は本年度、「ふるさと納税課」を新設し、特色ある返礼品の拡充を進めている。MEFは「ふるさとチョイス」「ふるなび」などふるさと納税を扱う19のポータルサイトで受け付けている。



