山口県がGX戦略地域に申請、クリーンアンモニア拠点構想で脱炭素化推進
山口県がGX戦略地域申請、クリーンアンモニア拠点構想 (26.02.2026)

山口県がGX戦略地域選定を目指し、クリーンアンモニア拠点構想を申請

政府が今年夏の選定を目指している「GX(グリーントランスフォーメーション)戦略地域」について、山口県は二酸化炭素排出量が従来より少ない「クリーンアンモニア」の製造や供給拠点の整備などを盛り込んだ計画申請書を国に提出しました。この動きは、脱炭素社会の実現に向けた地域主導の取り組みとして注目を集めています。

GX戦略地域制度の概要と山口県の申請内容

GX戦略地域は、政府が脱炭素化に向けて産業構造の転換を促進するために新たに創設した制度です。地域向けには「コンビナート等再生型」「データセンター集積型」「脱炭素電源活用型」の3つの類型が設けられており、国から選定されれば、国家戦略特区制度とも連携して補助金や規制緩和を活用することが可能となります。

山口県は2月10日付で、45の事業者や大学などで構成される「県GX戦略地域推進コンソーシアム」と共同で、「コンビナート等再生型」の計画申請書を提出しました。この申請は、コンビナート跡地などを有効活用して新たなGX型の産業クラスターを創出することを目指すものです。

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具体的な事業計画と地域別の拠点構想

計画申請書では、宇部・山陽小野田、周南、岩国・大竹のコンビナート3地域を中心に県全域を対象としています。合計17の事業が計画されており、各地域で以下のような拠点作りを目指すとしています。

  • 宇部・山陽小野田地域:クリーンアンモニアの製造拠点
  • 周南地域:脱炭素エネルギーの供給拠点
  • 岩国・大竹地域:プラスチックのリサイクル素材の製造拠点

これらの取り組みを通じて、従来の産業基盤を脱炭素技術で再構築し、持続可能な経済成長を実現することを狙いとしています。

村岡知事の意気込みと今後の展望

村岡知事は2月9日に開催された記者会見で、「GX戦略地域は県の産業力をさらに大きく飛躍させるチャンスです。しっかりとつかんでいきたい」と意気込みを語りました。この申請が認められれば、山口県は脱炭素技術の開発と普及において全国的なモデル地域となる可能性を秘めています。

政府による選定結果は夏頃に発表される見込みで、山口県の産業構造転換に向けた動きが今後も注視されます。クリーンアンモニアをはじめとする新技術の導入は、環境負荷の低減だけでなく、地域雇用の創出や国際競争力の強化にもつながることが期待されています。

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