国際エネルギー機関(IEA)は20日、2026年の世界の電気自動車(EV)販売台数が前年比約10%増の2300万台に達し、新車全体の28%を占めるという分析を公表した。中東情勢の緊迫化が脱ガソリンの動きを強めるとみている。
2025年のEV販売実績
IEAが公表した「世界EV見通し」によると、2025年のプラグインハイブリッド車(PHV)を含むEV販売は前年比20%増の2000万台超で、新車販売の4台に1台を占めた。約100カ国で販売台数が過去最高を記録し、約40カ国ではEVの販売シェアが10%以上に達した。税優遇などの政策支援に加え、低価格化が進んだことが普及を後押しした。米国や韓国でも販売シェアは10%前後に達した。
日本の立ち遅れ
一方、日本はハイブリッド車への注力や充電設備の整備の遅れを背景に、EV販売シェアは3%未満にとどまり、普及の遅れが際立っている。
生産シェアと経済安全保障
世界のEV生産において中国が約6割のシェアを占めており、経済安全保障上の懸念も指摘されている。2026年第1四半期には、米国や中国などでの販売動向が注目される。
IEAは中東危機により石油価格の変動リスクが高まり、各国が脱ガソリンを加速させると分析。EV普及のさらなる追い風になると予測している。



