アメリカ南部フロリダ州で昨年4月に発生した銃乱射事件の犠牲者の遺族が10日、対話型人工知能(AI)「チャットGPT」が犯行準備に利用されたとして、開発元のオープンAI社と実行犯とされる男を相手取り、損害賠償を求める訴訟を同州の連邦地裁に提起した。
訴状の内容
訴状によると、チャットGPTは男がアップロードした銃の写真を基に、操作方法を詳細に説明したという。さらに、より注目を集める犯行方法についても回答していたとされる。その上で、訴状はオープンAIが会話内容の脅威検知などの安全設計を怠ったと主張している。
事件の概要
事件は同州タラハシーのフロリダ州立大学で発生。学生の男がキャンパスで銃を乱射し、2人が死亡、6人が負傷した。同州司法長官は今年4月、この事件に関してチャットGPTとオープンAIを捜査すると発表していた。
オープンAIの反論
オープンAIは米NBCテレビの取材に対し、「チャットGPTはインターネット上の公開情報を基に回答しており、違法行為を助長するものではなかった」と述べ、責任を否定している。



