伊勢神宮(伊勢市)で進められている式年遷宮に向けた準備行事の一環として、市民らが用材を運ぶ「お木曳(きひき)行事」が16日に行われ、歌手の相川七瀬さん(51)が参加した。相川さんは神宮に特別な思いを寄せる「特別神領民」の一人として、全国各地から集まった約1800人と共に綱を引いた。
ロック調の掛け声で盛り上げる
相川さんは「夢見る少女じゃいられない」などのヒット曲で知られる人気歌手であり、伊勢志摩観光コンベンション機構の「伊勢志摩アンバサダー」として地域の魅力発信にも尽力している。この日は背中に「伊勢」と大きく書かれた白い法被(はっぴ)姿で行事に臨み、力強い「エンヤー」というロック調の掛け声を響かせながら、外宮までの約1キロメートルの道のりを進んだ。
1300年の伝統に触れて
行事終了後、相川さんは「『本物』に触れて圧倒され、参加者全員の一体感を感じることができた。伊勢の地で1300年にわたって受け継がれてきた遷宮の伝統が、新しい時代へとつながっていくことを期待している」と感想を述べた。
式年遷宮は20年ごとに伊勢神宮の社殿を新しく造り替える神道の重要な儀式であり、次回は2033年に予定されている。今回のお木曳行事は、その準備として用材を運ぶ伝統的な行事であり、多くの市民や関係者が参加して行われた。



