小学館「マンガワン」で作品掲載終了相次ぐ 性加害問題巡り高橋留美子氏作品も
マンガワン作品掲載終了相次ぐ 性加害問題で小学館対応

小学館「マンガワン」で作品掲載終了が相次ぐ 性加害問題の影響拡大

小学館が運営する漫画配信サービス「マンガワン」において、複数の作品掲載終了が相次いでいることが明らかになった。この動きは、同社が性加害問題を把握しながらも男性漫画家を新連載の原作者として起用していた事案を巡る対応の一環と見られている。

性加害問題を把握しながらの起用が発端

問題の発端は、小学館が男性漫画家の性加害問題を認識していたにもかかわらず、ペンネームを変更した上で同サイトの連載「常人仮面」の原作者として起用したことにある。この事実が判明したことを受け、同社は速やかに同作品の配信停止と単行本の出荷停止を決定した。

さらに、小学館は内部調査委員会を設置し、問題の原因究明に乗り出している。委員会では、なぜ性加害問題が把握されていたにもかかわらず起用が行われたのか、その経緯と責任の所在を明確にすることを目指している。

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高橋留美子氏や島本和彦氏の作品も影響

マンガワンは、オリジナル連載や完結作品を含む約3万冊の漫画をアプリなどで読めるサービスとして展開されてきた。しかし今回、性加害問題を巡る対応の一環として、著名作家の作品も掲載終了の対象となっている。

具体的には、高橋留美子氏や島本和彦氏の既刊作品に加え、人気作「葬送のフリーレン」などがサービスから削除された。これらの作品は、マンガワンのコンテンツラインナップの中核を成すものであり、利用者にとって大きな影響を与えている。

島本和彦氏がXで思いを表明

小学館漫画賞の審査員も務める島本和彦氏は、自身のX(旧ツイッター)アカウントを通じて、今回の事態に対する思いを綴った。氏は「自分ももしかしたら無意識に何かに加担しているのかもしれないという恐ろしさも感じます」と述べ、問題の複雑さを指摘した。

さらに、島本氏は「(小学館は)世の中からよく思われるイメージの会社になっていただきたい」とコメントし、同社に対して社会的信頼の回復を強く求める姿勢を示している。この発言は、業界内外から注目を集めている。

今後の対応と業界への波及が焦点

小学館は現在、調査委員会の活動を通じて問題の全容解明を急いでいる。同時に、マンガワンにおけるコンテンツの見直しを進めており、今後のサービス運営にどのような影響が出るかが注目されている。

この問題は、単に一企業の対応にとどまらず、漫画業界全体の倫理基準や人材起用の在り方に大きな問いを投げかけている。関係者からは、再発防止策の徹底と透明性のある情報開示が強く求められている状況だ。

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