東京都武蔵野市に住む俳優の金子あいさんが、古典文学「平家物語」の中でも特に有名なエピソードの一つである「俊寛」の物語を、語り芝居として上演します。公演は5月26日から28日までの3日間、杉並区にある「座・高円寺2」で行われます。
語り芝居の魅力
金子さんは、この舞台で平家物語の原文を読み上げながら、芝居を交えたパフォーマンスを披露します。彼女は「原文の持つ力強さや美しさを、観客の皆さんに存分に味わっていただきたい」と語っています。語り芝居という形式は、物語の原文をそのまま伝えることで、古典文学の豊かな表現を直接感じられる点が特徴です。
演目と背景
今回の舞台は「平家物語 語りと二つの弦と絃で聴く 俊寛」と題され、平家物語の中から「足摺」を含む6つの章段が演じられます。物語は、平氏討伐の計画が漏れたことで、俊寛ら3人が鬼界ヶ島に流される場面から始まります。後に2人は許されて都に戻ることができますが、俊寛だけは島に残され、深い悲しみに暮れるという内容です。
金子さんは「俊寛という人物が立体的に描かれており、恨みや因果応報といったテーマは、現代を生きる私たちにも通じるものがある」と作品への思いを語ります。また、須川崇志さんのコントラバスと岩佐鶴丈さんの薩摩琵琶の生演奏が共演し、物語の世界観をさらに引き立てます。
公演詳細
チケットは一般5000円(税込み)。問い合わせはart unit ai+(電話090-1232-1363、平日午前11時~午後6時)まで。



