元大関・若嶋津の告別式に角界関係者ら300人が参列
大相撲の元大関・若嶋津(本名・日高六男)さんの告別式が3月24日、千葉県市川市内で営まれました。若嶋津さんは先月15日に69歳で死去し、現役時代に「南海の黒ヒョウ」の愛称で親しまれた人気力士との別れを惜しむ角界関係者ら約300人が参列しました。
妻みづえさん「人を大切にした生涯を改めて実感」
歌手としても活躍した妻のみづえさんが喪主を務め、参列者に向けてあいさつを行いました。みづえさんは「たくさんの方に来ていただき、どんなに人を大切にし、人に優しく過ごしてきたかということを改めて感じています」と述べ、夫の生涯を振り返りました。その言葉には、多くの人々から愛された若嶋津さんの人柄がにじみ出ていました。
元大関・琴風が親友としての思い出を語る
元大関・琴風(本名・中山浩一)さんは弔辞で、若嶋津さんとの深い絆について語りました。「火花が散るような切磋琢磨の日々は、勝負を超えてお互いを高め合う同志のようでした。なんでも話せる、なんでも相談できる私の大切な親友でした」と述べ、力士としてだけでなく、人間としても信頼できる存在だったことを強調しました。この言葉は、二人の間に築かれた強い友情を物語っています。
出棺時には「若嶋津」の声が響く
告別式の終わりには、出棺の際に参列者から「若嶋津」と声が上がり、沿道からも多くの人々がひつぎを見送りました。この光景は、若嶋津さんが角界やファンに与えた大きな影響を如実に示しており、その人気と尊敬の念が今も続いていることを感じさせます。
若嶋津さんは現役時代、南海の黒ヒョウとして活躍し、多くの相撲ファンを魅了しました。告別式を通じて、その力強い相撲だけでなく、人を大切にする優しい人柄も改めて偲ばれ、関係者やファンに深い感動を与えました。この日、市川市の会場は、一人の偉大な力士を送る厳かな雰囲気に包まれていました。



