ストーカー対策の先駆者・小早川明子さん死去 卵巣がん闘病中も支援活動を継続
ストーカー対策の小早川明子さん死去 闘病中も活動継続

ストーカー対策の先駆者・小早川明子さんが死去 66歳で卵巣がんのため

自らもストーカー被害に遭った経験から、国内でいち早くストーカー対策に取り組み、被害者支援のNPO法人を設立した小早川明子さんが、2月19日に卵巣がんで死去した。66歳だった。葬儀は既に近親者らによって執り行われたという。

自らの経験を糧にNPO法人「ヒューマニティ」を設立

小早川さんは2003年、被害者支援を目的としたNPO法人「ヒューマニティ」を設立。単に被害者の支援にとどまらず、加害者とのカウンセリングにも積極的に取り組み、ストーカー問題の根本的な解決を目指した。著書の執筆や、警察・司法関係者を対象とした講演会を通じて、社会全体への啓発活動にも力を注いだ。

闘病中も活動を継続 最後まで人のために尽くす

同NPOのカウンセラーである宮岡大さん(36)によれば、小早川さんは2023年夏頃に卵巣がんと診断されたが、抗がん剤治療を受けながらも活動を続けていた。昨年12月には司法関係者向けの研修に参加し、今年に入ってからも亡くなる直前までカウンセリングなどの業務に従事していたという。

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宮岡さんは「小早川さんは最後まで人のために尽くす人生だった」と振り返り、その献身的な姿勢を称えた。小早川さんの死後も、NPOには「小早川さんに相談したい」との連絡が絶えず、彼女の存在の大きさと社会的な影響力が改めて浮き彫りとなっている。

ストーカー対策への貢献と今後の課題

小早川さんの活動は、以下のような点で特筆すべき成果を上げてきた。

  • 被害者と加害者の双方へのカウンセリングを通じた問題解決のアプローチ
  • 警察や司法関係者への教育・研修による制度の改善への働きかけ
  • 著書や講演による一般社会への啓発と意識改革の促進

彼女の死去は、ストーカー対策の分野における大きな損失と言えるが、その遺志はNPO法人「ヒューマニティ」を通じて引き継がれていくことだろう。社会全体でストーカー問題への理解を深め、被害者支援の体制をさらに強化することが、今後の重要な課題となる。

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