アニメ「ルパン三世」やNHKの紀行番組「小さな旅」の音楽で知られる作曲家でジャズピアニストの大野雄二(おおの・ゆうじ)さんが、4日午前6時8分、老衰のため東京都の自宅で死去した。84歳だった。静岡県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、後日お別れの会を開く予定。
独学でジャズを始め、作曲家に
大野さんは高校時代に独学でジャズの演奏を始め、大学在学中からジャズピアニストとして活動。その後、作曲家としての道を歩んだ。1977年から「ルパン三世」シリーズの音楽を手がけ、そのテーマ曲は疾走感と哀切な響きを兼ね備えたメロディーと、「ルパン・ザ・サード」の女声コーラスがアニメの世界観と見事にマッチ。アレンジを変えて多彩なバージョンを編み出し、多くの人々に愛された。高校野球の応援などでも長く使われている。
人気のエンディング曲や劇場版主題歌
エンディング曲の「ルパン三世 愛のテーマ」「ラブ・スコール」や、劇場版「ルパン三世 カリオストロの城」の主題歌「炎のたからもの」など、スローなテンポの曲にも多くのファンがいた。また、映画「犬神家の一族」「人間の証明」やCM、テレビ番組などで多数の楽曲を制作。近年はバンドを率いてライブ活動を精力的に行っていた。
大野さんの音楽は世代を超えて愛され、その功績は多くの人々の記憶に刻まれている。



