京アニ八田英明社長が76歳で死去、放火事件後の再建に尽力し完全新作アニメ放映に導く
京アニ八田英明社長死去、76歳 放火事件後の再建に尽力 (02.03.2026)

京アニ八田英明社長が76歳で死去、放火事件後の再建に尽力

日本を代表するアニメ制作会社「京都アニメーション」(本社・京都府宇治市)の社長、八田英明(はった・ひであき)氏が2月16日、病気のため死去した。76歳だった。告別式は家族のみで執り行われた。

約40年にわたる社長としての歩み

八田氏は福井市出身で、1981年に妻が創業した京アニにおいて、着色を担当する「仕上げ」専門の下請けとしてキャリアをスタートさせた。1985年の会社設立後、社長に就任し、約40年間にわたり経営を担ってきた。京都を拠点としながら正社員の雇用を積極的に進め、安定した給与体系で若手人材を育成。2000年代以降には、「涼宮ハルヒの憂鬱」「けいおん!」など、数多くのヒット作品を生み出し、アニメ業界に大きな影響を与えた。

放火殺人事件後の再建への尽力

2019年7月に京都市伏見区の第1スタジオで発生した放火殺人事件では、当時176人いた社員の約4割が巻き込まれ、36人が犠牲となるという悲劇に見舞われた。八田氏は事件に関する対応を一手に引き受け、会社の再建に全力を注いだ。2020年には社員の新規採用を再開し、次々と作品を発表。2025年には完全新作のテレビアニメ放映を実現するなど、着実な復興を成し遂げた。

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事件発生から6年が経過した昨年7月の追悼式では、八田氏は「社員一丸となって、36人の志とともにまい進したい」と決意を語り、再建への強い意志を示していた。

後任社長には長男が就任

八田氏の死去に伴い、後任の社長には長男の真一郎氏が2月24日付で就任した。真一郎氏はこれまで京アニで経験を積み、新たな経営体制のもとで会社のさらなる発展を目指すことになる。

八田氏の死去は、アニメ業界のみならず、多くのファンや関係者に深い悲しみをもたらしている。その功績と再建への尽力は、長く記憶に刻まれることだろう。

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