カンヌ国際映画祭開幕、日本人監督作品が豊作 25年ぶりに3作品がコンペ部門へ
カンヌ国際映画祭開幕、日本人監督作品が豊作

世界三大映画祭の最高峰とされる第79回カンヌ国際映画祭が、12日夜(日本時間13日未明)、フランス南部のカンヌで開幕しました。今年は日本人監督による作品が多数出品され、大きな注目を集めています。

日本人監督作品が豊作

最高賞パルムドールを競うコンペティション部門には、是枝裕和監督の「箱の中の羊」、濱口竜介監督の日仏合作「急に具合が悪くなる」、深田晃司監督の「ナギダイアリー」の3作品が選ばれました。日本人監督による3作品がコンペ入りするのは、2001年以来25年ぶりの快挙です。各賞は23日夜(日本時間24日未明)に発表されます。

その他の部門にも日本人作品

革新的な作品が集まる「ある視点」部門や、著名監督の作品を特別上映するカンヌプレミア部門にも日本人監督作品が選出され、日本映画の存在感を示しています。

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開幕前の熱気

メイン会場付近には、開幕前から映画関係者やテレビクルー、報道記者らが続々と集結。オープニング上映が近づくと、華やかに正装した男女が会場に向かい、観光客らがレッドカーペットを背景に写真を撮影する姿が見られました。各所でパーティーの準備が進み、南フランスのリゾート地はお祭り気分に包まれています。

公式ポスターに込められたメッセージ

今年の公式ポスターは、リドリー・スコット監督の映画「テルマ&ルイーズ」に出演する2人の女性をモチーフにしています。映画祭はこの選択について、「この2人の忘れがたいファイターは、社会や映画界に蔓延するジェンダーのステレオタイプを打ち砕いた。彼女たちは絶対的な自由と揺るぎない友情を体現し、解放が不可欠となる道筋を示した」とコメント。白黒のデザインが、初夏の日差しの下で力強い印象を与えています。

カンヌ映画祭の幻の第1回

今年で79回目を迎えるカンヌ国際映画祭は1946年に始まりましたが、実は第1回は1939年に開催される予定でした。当時、ベネチア国際映画祭でファシスト政権の影響を受けた受賞結果に憤ったフランス政府の役人と映画批評家が、政治から独立した映画祭の構想を練ったのが始まりです。しかし、開幕日である1939年9月1日にドイツがポーランドに侵攻し、1本の映画を上映しただけで中止となりました。反ファシズムを掲げた映画祭は、皮肉にもファシズムの蛮行によって幻と消えたのです。

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