今季のMリーグは、風林火山が5季ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。二階堂亜樹、勝又健志の創設メンバーと永井孝典、内川幸太郎の新戦力が融合し、つかみ取った「完全優勝」だった。
完全優勝の裏側
風林火山は全試合で1位を獲得する完全優勝を達成。優勝賞金7千万円のパネルを受け取った選手たちの表情は、喜びと同時に次なる目標を見据えていた。
新体制への挑戦
昨年、チームは亜樹の姉・二階堂瑠美と松ケ瀬隆弥との契約を満了し、指名オーディションを勝ち抜いた永井と、サクラナイツを退団した内川を指名。亜樹は選手兼監督に就任した。「初めての監督業で本当にいっぱい考えることがあった」と振り返る。
新生風林火山をチームとして機能させるため、選手同士のコミュニケーションを密にした。特に、麻雀界で実績がなかった永井とは丁寧にやり取りをした。前年まで化学メーカーでタンクや配管の設計をする会社員で、麻雀プロ活動は週末のみだった永井に対し、生活環境の相談やMリーグでの振る舞い方など、何でも話を聞くようにした。「Mリーガーとしての自覚を持ってもらい、風林火山の一員として早くなじむように」と、その一心で時間を割いた。
一方、実績十分でMリーグ歴も長い内川には「サブリーダー」のポジションを任せた。亜樹にとって相談役であり、いざという時に頼れる存在だった。
今後の展望
優勝を果たした風林火山だが、亜樹監督は「来季以降、真価が問われる」と語る。新戦力の融合やチーム運営の課題を乗り越え、さらなる高みを目指す。



