福島県会津若松市の行仁小学校で21日、県立博物館の学芸員による出前講座が開かれ、6年生約40人が恐竜研究の魅力に触れた。この講座は、同博物館で7月11日に開幕する「大恐竜展」を前に企画された。
学芸員が恐竜研究の最前線を紹介
講師を務めたのは、同博物館の学芸員・吉田純輝さん。恐竜研究を専門とする吉田さんは、世界最古とされる「頭突き恐竜」パキケファロサウルス類の一種「ザヴァケファレ・リンポチェ」の化石について詳しく解説した。この化石は雑食だった可能性があるなど、研究によって先祖との違いが明らかになりつつあるという。
また、2005年にモンゴルのゴビ砂漠で発掘された恐竜「ピナコサウルス」の研究にも言及。見つかった三角形の骨が世界で初めて喉の骨と判明したことを紹介し、「恐竜がどのような声を出していたのかを探る手がかりになった」と語った。
県内の化石発見にも触れる
吉田さんは、福島県内で発見された化石や研究についても説明。「化石の発見や展示は、多くの人が守り、大切に保管してきたからこそできる」と強調した。児童たちは熱心にメモを取りながら耳を傾け、積極的に質問する姿が見られた。
ザヴァケファレ・リンポチェの化石は、大恐竜展で世界初公開される予定だ。



