シンガー・ソングライターのBONNIE PINKが、デビュー30周年の締めくくりとしてベスト盤「BONNIE PINK ALL TIME BEST“Grow”」(ワーナー)をリリースした。「デビュー時はずっと音楽でやっていける自信もなかった。気合を入れすぎなかったおかげで、ここまで続けられたのかな」と音楽生活を振り返る。
全38曲を収録した2枚組ベスト盤
ベスト盤には計38曲を収録。化粧品のCMソングとして大ヒットした「A Perfect Sky」や初期の名曲「Heaven’s Kitchen」などシングル曲を収めた「Side A」に、隠れた名曲からファンの共感を呼んだ曲を集めた「Side B」の2枚組みだ。
これまでに出した13枚のオリジナルアルバムから漏れなく選曲したのは、「これがきっかけで気に入った曲があれば、その曲が入っているアルバムも聴いてほしい」という期待があるから。「ファンの皆さんの声も参考にしつつ、最後は直感で決めました」と語る。
デビューから現在までの歩み
大学在学中の1995年に歌手デビュー。関係者に勧められて作曲も始めた。「当初、作曲に使えた楽器はピアノだけ。その後にギターを覚えて、書ける曲の幅が広がった」と振り返る。「デビュー時は何が自分の良さかもわからず、やみくもに歌っていた。次第に成長というか、発見を重ねてきた日々だった」と述べている。
自身については、「マイペースで急ぐのは苦手。スピードにのっかっていかなくてはということにプレッシャーを感じるタイプ」と分析。「ずっと自信はないけど、色々な方とお仕事をさせていただき、評価や励ましが力になって、後押ししてもらった」。代表作に携わったスウェーデンのプロデューサー、トーレ・ヨハンソンをはじめとした出会いにも感謝している。
娘への思いと今後のライブ
小学生の娘を持つ母親としての一面がにじみ出た曲もある。「Infinity」など直近の作品には「みなぎる無限愛 君という彗星(すいせい)」といった詞をつづった。「娘に残したいという思いで、自然とそういう曲が増えた。子どもってエネルギーもすごいし、好奇心のかたまり。私も元気でいなきゃいけないという意識は強まりましたね」と語る。
デビュー記念日の9月21日のライブは「Groove Kitchen」と銘打ち、今作の他にも「横揺れで楽しめるような」曲を披露する予定だ。「予習せずとも楽しめるような構成にはしたい。立ち上がって楽しむ方は、夜まで体力を温存していてください」と笑顔でアドバイスする。30周年の締めという特別なステージにも、飾らない素の自分で臨むつもりだ。
ライブは東京・台場のZepp DiverCityで午後6時開演。問い合わせは、ディスクガレージの公式サイトから。



