銀座のプロント1号店が高級路線に一変、社長が語る大赤字からの再出発
銀座のプロント1号店が高級路線に一変、社長が語る再出発

銀座のプロント1号店が高級路線に一変し、大赤字からの再出発を果たした。同店では、メキシカンエスプレッソ・マティーニやアイリッシュコーヒーなどが楽しめる。

夜パフェ文化の広がり

パフェは昼夜ともに提供し、女性客から多く選ばれている。同店の従業員は、「週末の夜、お酒を飲んだあとに訪れる方が多いです。新作が出ると続々と注文され、現在は桃のパフェが大人気です」と話した。

近年、お酒を飲んだあとのシメとしてパフェを食べる「夜パフェ文化」も広がっているが、銀座の地でも、そうした傾向が見られるようだ。

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課題は「認知拡大」

プロント ザ ファーストの開業から8カ月が経過した現在、どんな成果が得られているのか。

「主な来客層は、オフィスワーカーや近隣の飲食店で働く女性、訪日外国人などです。以前のプロントよりも、客層や夜間の利用シーンが広がっているように思います。業態転換前と比較して日中は若干落ちているものの、夜間の売り上げは大幅に増えています」(杉山社長)

サントリーの新感覚BAR「グラスとコトバ」の要素を取り入れ、顧客が選んだ言葉からイメージしたカクテルも提供する。日中のカフェタイムでも、ハイボールが飲めるそうだ。

筆者が訪れた平日の15時過ぎは、1階は6割ほど、2階は2割ほど埋まっていた。パソコンで作業をしている人や複数人で談笑している人、一人でゆったりとパフェを楽しむ人など用途はそれぞれだったが、年齢層はやや高めだった。

ちなみに、開業当初はカフェタイムにアルコールを提供していなかったが、現在は日中にハイボールが飲めるようになった。これは、「昼間もお酒を飲みたい」という声が多く聞かれたためだ。

今後の展望

「まだ知名度は低いが、口コミを広げていきたい」と杉山社長は期待をにじませた。

最後に、杉山社長に展望をたずねてみた。

「目下の課題は『認知拡大』です。まだまだ知名度が低く、がんばらなければなりません。さまざまなご意見をいただき、日々ブラッシュアップしているので、サービスはどんどん良くなっていくはずです。立地的に口コミが非常に有効になるため、訪れた方の口コミを広げていきたい。落ち着いてカッコよく飲める店になればと思います」(杉山社長)

プロントコーポレーションでは、2030年までに450店舗を目標に掲げる。プロント、終日セルフサービスの「E PRONTO(エプロント)」、ワインの酒場「Di PUNTO(ディプント)」、「和カフェ Tsumugi(ツムギ)」の4業態を軸に、全国各地に広げていく方針だ。

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