魚沼市銀山平地区の日帰り温泉施設「白銀の湯」駐車場で4日、雲海が山の尾根を越えて滝のように流れ落ちる「滝雲」の見頃に合わせたイベント「滝雲マルシェ」が開かれた。この日の早朝は気象条件に恵まれ滝雲が発生し、訪れた観光客らが幻想的な景色を楽しんだ。
滝雲とは
滝雲は、同地区から車で約15分坂を上った枝折峠で見られる自然現象。福島県境に広がる奥只見湖で発生した霧が谷間に広がって雲海となり、それが尾根を越える際に発生する。前日からの気温差が大きい晴れた早朝に発生しやすく、秋によく見られるという。
マルシェ開催の背景
「一生に一度は見たい絶景」とも言われ、全国から多くの観光客が訪れるが、日が昇るとすぐに消えてしまうことが多い。早朝のため店舗が開いておらず、訪れた人々がすぐに現地を離れてしまうのが課題だった。白銀の湯駐車場は市観光協会が運行する「うおぬま滝雲シャトルバス」の発着地点でもあることから、同施設の梅田幸絵館長と地域おこし協力隊の高橋優歩さん(26)らが早朝から開くマルシェを企画した。
開催概要と今後の予定
マルシェは11月1日までの毎週日曜日、午前7時から午後4時まで開催される。おにぎりやクレープ、コーヒーなどの飲食店ブースや、かんじきやシールなどのものづくり体験ブースなど7~9店舗が出店する。地元有志による「ザ・サブローズ」のライブ(10月18日)や、地元ガイドによる紅葉ミニツアー(同18、25日)も予定されている。
4日のマルシェに訪れた新潟市東区の男性会社員(44)は「滝雲はすごくきれいだった。マルシェもあり、にぎわいがあってよかった」と笑顔だった。梅田館長は「マルシェをもっと楽しめるイベントにし、銀山平でゆっくり過ごしてもらいたい」と意気込む。
滝雲シャトルバスは11月3日までの土日祝日に、白銀の湯駐車場からは午前4時から約20分間隔で、大湯公園駐車場からは午前3時半から約40分間隔で運行する。料金は片道1000円。市観光協会は同日までのバス運行日の前日に、公式ホームページなどで翌日の滝雲発生を予想している。