第51期囲碁名人戦七番勝負第5局(朝日新聞社主催)が30日、三重県鳥羽市の旅館「戸田家」で打たれる。一力遼名人(29)に芝野虎丸棋聖(26)が挑むシリーズは、ここまで両者2勝2敗のタイ。名人位に王手をかけるのは、3連覇をめざす名人か、返り咲きをめざす挑戦者か。
持ち時間各8時間、10月1日夜までに終局見込み
持ち時間は各8時間。30日午前9時に始まり、10月1日夜までに終局する見込み。立会人は後藤俊午九段(59)、新聞解説は村川大介九段(35)、ユーチューブ解説は佐田篤史七段(30)。1日目の対局の模様をタイムラインで詳報する。
29日、両者はそろって東京から4時間かけて対局場の三重県鳥羽市の旅館「戸田家」に到着した。タイトル戦の定宿で、前期、前々期もここで打たれ、ともに芝野挑戦者が勝っている。
「仕切り直しの三番勝負」 両者の意気込み
夕方の対局室検分後、二人はインタビューに応じた。一力名人は「状態は悪くない。明日から仕切り直しの三番勝負が始まるという気持ち。全力を尽くすことにフォーカスしたい」と語った。芝野挑戦者は「連敗からタイに戻せてホッとしています。これまでと変わらず集中して戦えたら」と意気込みを語った。
3期連続同一カードの頂上決戦はここまで2勝2敗。一力名人連勝のあと芝野挑戦者が一つ返す第3局までの星並びは、前期、前々期とまったく同じだったが、今期は挑戦者が第4局を取り、1勝3敗に追い込まれて敗退した過去2期の負のパターンを崩した。
シリーズは山場に
仕切り直しとなる本局で、どちらが頭一つ抜け出すか。シリーズは山場を迎えた。