広瀬章人九段が伊藤匠王座に勝利、攻め見切り反撃 将棋王座戦第1局
広瀬章人九段が伊藤匠王座に勝利、攻め見切り反撃 王座戦第1局

将棋の第74期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第1局が2日、神奈川県秦野市の旅館「元湯 陣屋」で行われ、挑戦者の広瀬章人九段(39)が伊藤匠王座(23)=叡王と合わせ二冠=に99手で勝った。8年ぶりのタイトル獲得に向けて幸先の良いスタートを切った。

相懸かりの激戦を制す

先手の広瀬九段が採用した戦法は相懸かり。広瀬九段の指し手に苦慮した伊藤王座が度々長考する展開になった。終盤、広瀬九段が相手の攻めを見切って反撃に転じ、的確に指し進めて押し切った。

広瀬九段は「(持ち)時間の面では余裕があったのが大きかった。まずまずの内容で指せたと思う」と語り、手応えをにじませた。伊藤王座は「チェスクロック式の持ち時間5時間は、あっという間に時間がなくなる感触があった。次局以降、もう少し深く読んで指していく必要がある」と語った。

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8年ぶりタイトル獲得へ

広瀬九段は王座戦初挑戦。8月の挑戦者決定戦では、藤井聡太名人・竜王(24)=王位・棋聖・棋王・王将と合わせ六冠=を熱戦の末に破った。2018年の竜王獲得以来、8年ぶりのタイトル獲得を目指す。

伊藤王座は昨年、藤井名人を3勝2敗で破り、初めて王座を獲得した。両者は進行中の王位戦七番勝負でも対戦しており、現在伊藤王座の2勝3敗。8、9日に今回の王座戦と同じ陣屋で第6局が指される。

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