色鮮やかな「花飾り」を背負った木曽馬が練り歩き、五穀豊穣や家内安全を祈る「田立の花馬祭り」が4日、長野県南木曽町で行われた。
木曽馬3頭と住民ら約70人が行進
この日は木曽馬3頭と住民ら約70人がJR田立駅前の広場から出発。太鼓や笛のお囃子が鳴り響く中、約2キロを終着地の五宮神社まで行進した。時折、休憩で止まると地元の人や観光客は馬と記念撮影を撮ったり、額をなでたりしていた。
花飾りを背負い練り歩く木曽馬。先頭の1頭は地元で飼育されている五宮神社に向かいゆるやかな上り坂を進む。
境内で花飾りの奪い合い
行列が神社に到着し、境内を3周回ったのちに、太鼓の合図ならされる。その瞬間、見守っていた人たちが馬に集まり花飾りを我先にと取り合った。
竹ひごに5色の紙がついた花飾りは虫除けとして田のあぜに、厄除けとして家の入り口に挿し、御利益を得るという。飾りは竹に5色の紙飾りをつけて、稲穂を表現しているという。
参加者や見物客の声
参加した木曽馬のうち1頭を飼育している桜井みのりさん(19)は「しっかり歩いてくれるが不安ですが、晴れ舞台なので頑張ります」と緊張しながら馬の綱を引いていた。
祭りは地域で300年以上続くとされ、長野県の無形民俗文化財にも指定されている。
大阪府東大阪市から祭りを見に来た横山大祐さん(47)は「カラフルにおめかしされた馬が美しかったです。花も無事にとれてよかったです」と花飾りを手に笑顔だった。