アジア大会閉会式、愛知・名古屋でフィナーレ 「ここで、ひとつに」理念実現
アジア大会閉会式、愛知・名古屋でフィナーレ 理念実現

愛知・名古屋アジア大会(読売新聞社協賛)は4日、全ての競技日程を終了し、閉会した。名古屋市瑞穂公園陸上競技場で開かれた閉会式では、大会名誉総裁の秋篠宮さまと同妃紀子さまが会場入りされ、盛大な拍手に包まれた。大会組織委員会会長の大村秀章知事は「我々が目指した『ここで、ひとつに』という理念が愛知・名古屋大会で現実となった」とあいさつした。

閉会式で「ONE ASIA」の映像と旗の引き継ぎ

閉会式の冒頭、選手たちの写真でかたどられたハートの中央に「ONE ASIA」の文字が浮かび上がる映像が流れた。日本国旗が掲揚され、六角形のステージを囲むように各国・地域の旗手が入場。続いて選手が小旗を振りながら登場すると、観客らは拍手や手拍子で迎えた。

大村知事は「大会の全ての関係者に感謝申し上げる」と述べ、次回2030年大会の開催地であるカタール・ドーハの関係者にアジア・オリンピック評議会(OCA)旗を引き継いだ。過去の開催地である東京、広島と名古屋の火を合わせて誕生させた聖火が消灯された。

フィナーレはマツケンサンバ 選手も盆踊り

フィナーレは、大会公式アンバサダーで俳優の松平健さん(72)の「マツケンサンバ2」が披露された。日本選手だけでなく海外の選手たちも一緒に盆踊りや撮影を楽しみ、愛知・名古屋を熱気に包んだスポーツと平和の祭典は、にぎやかに幕を閉じた。

閉会式に参加した愛知県日進市の大学2年の学生(19)は、ボランティアとしてブレイキンの会場で観客への座席や道の案内などを行った。「選手の国籍にかかわらず、観客が拍手をして雰囲気を盛り上げ、海外から来た人が日本語で『ありがとうございました』と声をかけてくれた。スポーツを通じて多くの人が心を一つにできることを実感した」と笑顔を見せた。

メダリストセレブレーション最終日 約120人が登場

名古屋市中区の久屋大通公園で開催されていた「メダリストセレブレーション」が4日、最終日を迎え、13競技から選手約120人が登場した。イベントは9月21日から毎日開催され、期間中に400人を超えるメダリストが祝福を受けた。

セーリング・ユース男女混合420級で金メダルを獲得した愛知県尾張旭市出身の角森未岬選手(17)(茨城県・霞ヶ浦高2年)は「みんなに見守られていて最高です」と喜んだ。岐阜県池田町から訪れた女性(50)は「生で選手たちを見られる場所があってうれしい。選手だけでなく、支える側の人たちも見えないところで努力してくれていた大会だったと思う」と話した。

同公園に特設されたファンゾーン「ワンアジアワールド」には、9月19日~10月3日に約32万8000人が来場した。