愛知県蒲郡市の「循環型お昼寝ふとん・めぐりね」がビジネスプランコンテストでグランプリ獲得
園児の布団持ち帰り負担解消!愛知の「めぐりね」がグランプリ

園児の布団持ち帰り負担を解消する画期的なサービスが誕生

愛知県蒲郡市の寝具乾燥会社「サニーライフサポート」が開発した園児用布団リースサービス「循環型お昼寝ふとん・めぐりね」が、日本商工会議所青年部(日本YEG)主催のビジネスプランコンテストにおいて、ビジネスモデル部門のグランプリを受賞しました。このサービスは、地域の子育て現場から生まれた課題解決型の取り組みとして高い評価を得ています。

保護者に重い負担となっていた週末の布団持ち帰り

蒲郡市立保育園ではこれまで、園児が昼寝に使用する布団を保護者が購入し、週末ごとに家庭へ持ち帰る慣習がありました。自転車に積んで運ぶ保護者も少なくなく、布団の持ち運びは多くの家庭にとって大きな負担となっていました。さらに、卒園後1年以内に約75%の布団が廃棄されてしまうという持続可能性の問題も指摘されていました。

畑川裕喜社長は「地域の子育て現場から生まれた取り組みを蒲郡から広げていきたい」と熱い思いを語ります。同社は12年前から、トラックの荷台からハンガーが出てくる専用車両を使用した出張サービスを展開しており、寝具の加熱乾燥・消毒・丸洗いを専門に行ってきました。

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「めぐりね」が実現する二重のメリット

「めぐりね」サービスでは、同社が使用済み布団を回収し、洗浄や打ち直しを施して再生します。再生した布団を保育園や幼稚園にリースすることで、廃棄を大幅に削減できます。同時に、園内で専門的な加熱乾燥を行うため、保護者が週末に布団を持ち帰る必要がなくなります。

リース料金は1組あたり月額1000円で、乾燥サービスは1回350円となっています。保護者へのアンケート調査では、週末の持ち帰り手間を考慮すると、6000円の布団を購入するよりも年間12000円程度のリース料を支払う方を選ぶ意見が多数を占めました。この結果から、ビジネスとして成立する価格設定が可能であると判断されました。

環境教育への展開と全国への広がりを目指す

日本YEGのコンテストでは「子育て支援と地域経済の循環を同時に実現するイノベーション」として高く評価されました。畑川社長は環境リサイクルのセミナーに参加したことをきっかけに「循環型社会に貢献できないか」と考え、2年がかりでこの事業を準備してきました。

今後は秋に向けてデジタル紙芝居を作成し、幼稚園などで環境教育にも活用していく計画です。出張授業も実施し、「物をきちんと使うことこそ物を大切にすることなのだということを、多くの人に理解してほしい」と畑川社長は力説します。

「この循環のバトンを蒲郡から三河、全県、そして全国へと広げたい」という夢を語る同社は、蒲郡の本社と名古屋営業所(名古屋市西区)の2拠点体制でサービスを展開しています。地域発の画期的なソリューションが、全国の子育て家庭の負担軽減と持続可能な社会の実現に貢献することが期待されています。

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