JA福島さくら女性部、浪江町で直売所再開へ 原発事故後約15年ぶり
JA福島さくら女性部、浪江町で直売所再開へ 原発事故後約15年ぶり

JA福島さくらふたば地区女性部浪江支部は6月1日午前10時から、浪江町の同JA浪江・双葉支店前で直売所事業を再開する。町内では東京電力福島第1原発事故による全町避難を経て営農再開が進んでおり、新鮮な地場産農産物を消費者に直接届けられる場が約15年ぶりに復活する。

再開の詳細と販売方法

再開に当たっては、毎週金曜日に支店の駐車場か、直売所の跡地にテントを張り、無人で農産物を販売。女性部メンバーが朝取りのタマネギやジャガイモ、ニンジン、ネギなどを出品する。トマトやナス、キュウリといった夏野菜の出荷が本格化した際には、週2回に増やすことも検討する。

震災前の直売所と現在の状況

東日本大震災と原発事故前は支店前にあった直売所に組合員が自作の農産物を持ち寄り、定期的に売り出していた。しかし、直売所が解体され、町内で農産物を直売できる場所は道の駅なみえなどに限られた。

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2017年3月の避難指示解除を受け、女性部は町内に帰還したメンバー5人で活動を再開。現在は28人に増え、出荷する野菜を確保できるようになった。

再開準備とメンバーの思い

13日は再開準備の会議が支店で開かれ、田中宏支店長を交えてメンバーら15人が放射性物質検査の手続きや出荷の流れを確認した。

浪江支部長の渡辺栄子さん(77)は「土作りから少しずつ始め、ようやく直売所事業を再開できる。朝取りの新鮮な野菜を皆さんに食べてもらえるのを心待ちにしている」と笑顔を見せた。

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