江戸川区がRPG「エドガワクエスト」を公開 観光や名産品を遊びながら学べる
江戸川区がRPG「エドガワクエスト」公開 観光・名産品を遊んで学ぶ

江戸川区が地域情報をRPGで発信 「エドガワクエスト」で遊びながら学ぶ

東京都江戸川区は、地域の観光地や名産品などの情報を反映したロールプレイングゲーム(RPG)「エドガワクエスト」を3月末に公開した。パソコンとスマートフォンで無料で遊べるこのゲームは、区の魅力や現状を学ぶきっかけとして開発された。

学生が開発した地域密着型RPG

このゲームは、区の事業の一環として、区内にある東京情報デザイン専門職大学の学生たちが開発を担当した。RPGとは、プレイヤーが自分自身の分身となるキャラクターを操作し、「クエスト」と呼ばれる試練を達成しながら成長や物語を楽しむゲームジャンルだ。

ゲームは、主人公が架空の「エドガワ島」の区役所に採用される場面からスタートする。現実の地図や観光地、施設や公園などを巡る「観光スポットクエスト」や、歴史的な出来事を再現する「地域の歴史クエスト」など、全部で9種類のシナリオが用意されている。

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ユニークなモンスターと地域課題を反映

プレイヤーは、ユニークなモンスターを倒して経験値を上げ、レベルアップしていく仕組みだ。中でも特徴的なのは、地域の課題や社会情勢を反映したシナリオが含まれている点である。

  • 特殊詐欺電話の注意喚起:ここ数年で被害が増え続けている問題をゲーム内で取り上げる
  • 自転車青切符制度の周知:4月1日から始まった制度について、ゲームを通じて理解を深める

区民目線の小ネタや地域の悩みも表現

ゲーム内では、「京成バスの独特の揺れでモンスターが目覚める」「環七通りの大渋滞。全く動かない列に気が滅入る」など、区民ならではの視点による小ネタ話も登場する。

さらに、約1.5キロ離れている「JR小岩駅」と「京成小岩駅」を混同して乗り換えを間違える人が多いという地域の悩みについても、「同じ駅名なのに、JRと私鉄の駅が離れている。初心者の罠だ」と表現されている。

開発学生の思いと今後の展望

開発を担当した同大学情報デザイン学科2年の佐藤己太朗さん(19)は、「誰でも手軽に楽しめるゲームに仕上げました。区の魅力や地域情報に今まで触れてこなかった人たちが、このゲームをきっかけに江戸川区を知ってほしい」と語っている。

ゲームでは、地域の名産品も随所に登場する。「小松菜入りの緑色のうどん。力が湧いてくる」といった表現や、「駅前の赤提灯の列から、楽しそうな声が聞こえてくる」といった情景描写が、地域の魅力を伝えている。

無料で遊べるアクセス方法

「エドガワクエスト」は、インターネットで「エドガワクエスト」と検索すると遊ぶことができる。パソコンとスマートフォンの両方に対応しており、特別なアプリのインストールは必要ない。

江戸川区では、このゲームを通じて、地域の観光資源や名産品への関心を高めるとともに、区が抱える課題についても理解を深める機会を提供したい考えだ。遊びながら学べる新しい地域情報発信の形として、今後の展開が注目される。

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