福島県の観光客数、過去最高を記録 復興進む県内各地で賑わい
福島県観光客数、過去最高 復興進む各地で賑わい

福島県を訪れる観光客数が、2024年度に過去最高を記録したことが、県のまとめで明らかになった。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興が進む中、県内各地で新たな観光スポットの開業やイベントの開催が相次ぎ、国内外から多くの観光客を引き寄せている。

観光客数の推移と要因

県観光課によると、2024年度の観光客数は約1億2000万人に達し、前年度比で約8%増加した。これは、震災前の水準を上回る数値であり、過去最高を更新した。増加の要因として、復興の進展による安全・安心の向上に加え、新たな観光資源の開発や効果的なプロモーション活動が挙げられる。

特に、2023年に開業した「ふくしまロボットテストフィールド」の見学ツアーや、2024年にリニューアルオープンした「アクアマリンふくしま」の展示内容が好評を博し、家族連れや外国人観光客の集客に貢献した。また、県内各地で開催された「ふくしま復興祭」などのイベントも、観光客の増加に拍車をかけた。

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地域別の状況

  • 浜通り地域:浪江町や富岡町など、復興が進む地域では、震災遺構や復興関連施設を巡るツアーが人気を集めている。特に、大熊町に開設された「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、多くの来訪者でにぎわっている。
  • 中通り地域:郡山市や福島市では、温泉やグルメを楽しむ観光客が増加。特に、2024年に開通した高速道路のインターチェンジがアクセス向上に寄与し、県外からの日帰り客が増えた。
  • 会津地域:会津若松市や猪苗代町では、歴史的な街並みや自然景観が人気。2024年度は外国人観光客の回復が顕著で、特に台湾や韓国からの訪問者が増加した。

今後の展望

県観光課の担当者は、「観光客数の増加は復興の象徴であり、地域経済の活性化につながる。今後も安全で魅力的な観光地づくりを進めるとともに、持続可能な観光を目指したい」と述べている。県は2025年度も、新たな観光ルートの開発やデジタル技術を活用した情報発信に力を入れる方針だ。

また、2025年には「ふくしま花と緑の博覧会」の開催が予定されており、さらなる観光客の増加が見込まれている。県は、これらの取り組みを通じて、観光客数1億3000万人を目指すとしている。

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