「天空のポピー」2年ぶり復活へ 埼玉・秩父高原牧場で21日開幕 土壌改良で絶景再び
「天空のポピー」2年ぶり復活 秩父高原牧場で21日開幕

「天空のポピー」が2年ぶりに復活 埼玉県秩父高原牧場で21日開幕

埼玉県皆野町と東秩父村にまたがる県秩父高原牧場で、花見イベント「天空のポピー」が2年ぶりに開催される。標高500メートル、4ヘクタールの広大な斜面にポピー1200万本が咲き誇る初夏の風物詩だが、昨年は開花不良で中止となっていた。土壌改良などの対策を経て、21日に開幕する。絶景が多くの観光客を楽しませそうだ。

ポピー栽培の歴史と地域おこし

ポピーの栽培は、牧草地の有効活用を目的に2000年代に始まった。県と皆野町、東秩父村は観光担当の職員らで「ポピーまつり実行委員会」を組織し、開花時期に合わせて特産品やご当地グルメを販売する開花イベントを開催し、地域おこしを図ってきた。秩父市の羊山公園のシバザクラが開花を終えた後の花見観光スポットとして定着している。

中止の原因と対策

東秩父村の担当者によると、イベントは例年3万人以上、多い年は5万人以上が来場していた。コロナ禍での中止を経て、2023年に4年ぶりに復活したが、このころから花畑に外来種の雑草が目立つようになった。輸入しているポピーの種に雑草の種が混入していたことが原因の一つと推測される。

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同じ土地でポピーの栽培を続けたため「連作障害」も発生。2024年にはポピーが繁茂する雑草に覆われ、ほとんど開花しなかった。イベント来場者は例年の半分程度の1万数千人にとどまった。

ポピーが育つ環境の復活に向け、実行委員会は本格的な土壌改良に着手し、昨年のイベントは開催を見送った。シカによる食害も深刻化していたため、周囲には電流が流れる防護柵を設置した。ポピーの生育は順調で、現在は二分咲き。担当者は「対策の効果は明らか」と自信を見せている。

開催概要

「天空のポピー」は6月7日まで。午前9時から午後5時まで(5月30、31日は午後6時半まで)。雨天時は閉園。環境協力金500円(中学生以上)。問い合わせは東秩父村産業観光課(電0493-82-1223)へ。

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