静岡で「サクラ×さくら」企画展開催 山・里・海の桜の魅力を一挙に紹介
静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムにおいて、現在、桜と駿河湾特産のサクラエビの魅力に迫る企画展「サクラ×さくら 山・里・海を彩る『和』の魅惑」が開催されています。この展示会は、静岡県の豊かな自然環境を「山」「里」「海」の三つの視点から紹介するユニークな内容となっています。
100種類の桜をアクリル標本で観察可能
「山の桜 里の桜」のブースでは、静岡県内外の多種多様な桜が紹介されています。特に注目すべきは、県内に自生するヤマザクラを含む100種類もの桜の花びらを観察できるアクリル標本です。これらの標本は、花びらの色や形の微妙な違いを間近で確認できる貴重な展示物となっています。
さらに、各品種の特徴や開花時期についての詳細な説明パネルと合わせて、180枚に及ぶ美しい桜の写真も展示されています。これにより、訪れた人々は静岡が「さくら王国」と呼ばれる理由を視覚的に理解することができます。
駿河湾の宝石・サクラエビの生態を解説
「海の『さくら』」のブースでは、国内で唯一駿河湾だけで水揚げされる特産品「サクラエビ」に焦点が当てられています。ここでは、サクラエビの生態や体の構造を詳しく解説するパネルが数多く並べられています。
特に貴重なのは、幼生のサクラエビが水中を浮遊する様子を撮影した映像の上映です。この映像は、普段目にすることのないサクラエビの生態をリアルに伝えており、訪れた人々から大きな関心を集めています。
来場者の反響と学芸員の思い
愛知県から家族で訪れた小学2年生の男の子(8歳)は、「桜の花には色んな種類の色や形があると分かって面白かった」と笑顔で語りました。この言葉は、展示が子どもたちにも理解しやすい内容であることを示しています。
同館の研究員である渋川浩一教授(57歳)は次のように述べています。「静岡は様々な種類の桜が各地で咲く『さくら王国』です。この展示を通じて、お気に入りの桜を見つけ、実際に現地へ見に行ってもらえることを願っています」
展示会の詳細情報
この企画展は5月24日まで開催されています。入場料は一般300円(4月1日からは500円)ですが、大学生以下と70歳以上の方は無料で入場できます。休館日は原則として月曜日となっています。
詳細な問い合わせは、ふじのくに地球環境史ミュージアム(電話:054・260・7111)までお願いします。この展示会は、静岡の自然の魅力を再発見する絶好の機会を提供しています。



