耐震化工事で休館の尼崎文化センター 絵本作家と児童が「あまやさい」描く
休館の尼崎文化センター 児童らが「あまやさい」描く

野菜も文化も育ってね 休館する尼崎の文化センターにあまやさい描く

2026年3月26日 20時00分 武部真明

野菜も文化もすくすく育って――。耐震化工事のため4月から休館する兵庫県尼崎市総合文化センターで、正面玄関のガラスに小学生らが絵本作家と絵を描く「クロージングイベント」が行われました。

絵本作家と児童約70人が参加

イベントは3月21日に実施され、同市在住の絵本作家・イラストレーターであるホッシーナッキーさんと小学生ら約70人が参加しました。ホッシーナッキーさんは、2026年10月に迎える尼崎市制110周年のロゴマークの制作者としても知られています。

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ホッシーナッキーさんはアクリル絵の具を使用し、高さ約2メートルの窓ガラスに、市内産の伝統野菜「あまやさい」の「尼いも」「田能の里芋」「一寸そら豆」、そして絵本に登場するキャラクターなどを次々と描き出しました。

子どもたちの自由な表現が光る

子どもたちはあまやさいの形をしたシールを顔に仕立ててガラス窓に貼り付けたり、花やチョウ、イモムシ、モグラなどを思い思いに描いたりと、自由な発想で作品を彩りました。この共同制作を通じて、地域の文化と農業への理解を深める機会となりました。

ホッシーナッキーさんは「みんなで野菜を育てるように、文化も尼崎もますます成長していくことを願って描いた」と語り、イベントの意義を強調しました。描かれたガラス窓は、休館する3月31日まで一般公開されています。

文化の拠点としての歴史と今後

同センターは1975年の開館以来、様々なコンサートや美術展を開催するなど、文化芸術の重要な拠点として機能してきました。しかし、2015年度の調査で、あましんアルカイックホール(大ホール)や文化棟の耐震性不足が判明し、改修工事を実施することになりました。

工事期間は最長で2031年1月まで続く予定で、この間休館となります。地元住民からは、再開後の活躍に期待の声が寄せられています。

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