「縄文人になります」古代の丸木舟で日本一周航海へ、57歳の宮大工が5年計画で出発
縄文人目指す丸木舟で日本一周、57歳宮大工が5年航海へ

古代の丸木舟で日本一周へ、57歳の宮大工が「縄文人」を宣言

春の訪れと共に、壮大な冒険が幕を開けた。山梨県甲州市の雨宮国広さん(57)は、古代の丸木舟で日本一周を目指す航海に、4月3日朝、兵庫県姫路市の的形ヨットハーバーから出発した。この航海は約5年をかけて行われる予定で、雨宮さんは「わたし、縄文人になります」と熱く語り、古代の生活様式を再現しながらの旅を誓った。

細長い丸木舟「ミンナ」で、一日約6キロの航海

船名は「ミンナ」。全長約10メートル、幅約80センチと細長い形状で、動力はクルーが両手でこぐ木製パドルのみに頼る。一日に進める距離は約6キロで、潮や追い風に恵まれれば倍の速度も可能だという。当面のルートは東進し、淡路島西岸を沿った後、四国へ向かう計画である。

出港時には、地元住民ら約30人が見送りに集まり、鐘の音が鳴り響く中、雨宮さんは「みんなの力を合わせ、こいでいきます」と宣言。クルーの馬渕香さん(41)=香川県三豊市=と斎藤太雅さん(24)=山口県田布施町=と共に丸木舟に乗り込み、笑顔でパドルをこぎ始めた。

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縄文人のような生活を実践、野宿と自然食で挑む

航海中の生活は、日没前に最寄りの漁港や砂浜で停泊し、舟に積んだテントで野宿する。食事は干した魚や木の実を主食とし、雨宮さんは上半身裸に獣の皮を腰に巻くなど、縄文人を模したスタイルを貫く。宮大工としての経験を活かし、このプロジェクトを構想してきた雨宮さんは、高校卒業後から古代技術への関心を深め、今回の航海に至った。

この挑戦は、単なる冒険ではなく、古代の知恵や持続可能なライフスタイルを現代に伝える試みでもある。雨宮さんは、自然と調和した生活を通じて、現代社会に新たな視点を提供したいと語っている。

航海は長期間に及ぶため、天候や海の状況に応じて柔軟に対応しながら、安全を最優先に進められる。関係者や地元コミュニティからの支援も受け、5年後のゴールを目指して、一歩一歩進んでいく。

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