四日市港の貿易額が減少 輸出は5年ぶり、輸入も2年ぶりの落ち込み
名古屋税関四日市税関支署は、四日市港(三重県四日市市)の2025年分貿易概況(速報)を発表しました。それによると、輸出額は前年比8.7%減少の1兆243億円となり、5年ぶりに減少に転じました。輸入額も同13.5%減の2兆756億円で、こちらは2年ぶりの減少となりました。
輸出の品目別動向 増減が明暗分かれる
輸出の品目別では、写真用・映画用材料、自動車の部分品、プラスチックなどが増加した一方で、石油製品、電気回路などの機器、鉱物性タール・粗製薬品といった品目が減少しました。
地域別の輸出動向を見ると、大洋州(オーストラリアなど)方面が好調だったものの、アジアと北米向けが大きく落ち込んだことが全体の減少要因となりました。
輸入も減少 品目・地域で明暗が分かれる
輸入の品目別では、液化天然ガス、生ゴム、自動車の部分品が増加した一方で、原油・粗油、自動車、石油製品が減少しました。
地域別の輸入動向では、中東欧やロシアなどからの輸入が増加したものの、中東とアジアからの輸入が減少しました。
輸入超過額は1兆512億円 構造的な傾向続く
輸出入全体で見ると、1兆512億円(前年比17.7%減)の輸入超過となりました。四日市港はコンビナートを中心に原材料などの輸入が多く、例年、輸入超過の状態が続いています。今回の減少は世界的な経済情勢の影響も反映していると見られます。
今回の貿易統計は、地域経済の動向を把握する上で重要な指標となります。今後の推移に注目が集まります。



